歯列矯正・マウスピース矯正効果ある?やる前に知っておくべきメリット・デメリット

健康

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、歯列矯正のために用いる矯正歯列にかたどった矯正器具のことを指します。

歯列矯正治療のほとんどは公的医療保険の対象外となるため自費診療(自由診療)となります。自由診療とは、歯科医師(歯科医院)が治療費を全額患者さんの自己負担で受けるものです。
そのため、治療内容や、費用、保証、これらの提示方法などは、歯科医院によって異なります。高額になりがちな自費での治療だからこそ、トラブルにならないために費用面についてしっかり話を聞いて同意してから治療を受けるようにしましょう。

公的医療保険の対象となる歯列矯正治療は、国の定めたものに限ります。公的医療保険の対象は次の通りです。

・先天疾患(生まれながらの病気)によって歯列矯正治療が必要な場合
・顎の骨の外科手術を必要とする歯列矯正治療の場合(顎変形症)

公的医療保険が適用される病名はこちらの「国民健康保険が適用される症状の種類と医療機関の条件」を参考になさってください。

歯列矯正しないとどうなる?

歯列矯正 しないとどうなる?

がガタガタしているため、歯ブラシがしにくくなります。 そのため、周病や虫歯のリスクが高くなります。 また、噛みにくいため咀嚼効率が低下する可能性もあります。 ガタガタが強いと、良い噛み合わせでないことが多いため、奥歯の負担が大きく将来のリスクが高くなります。

マウスピース矯正のメリット

1.薄くて透明で目立たない
2.一定期間で取り換えるため清潔
3.取り外し可能!
4.食事が自由
5.痛みがあまりない

マウスピース矯正のデメリット

1.費用が高額すぎる
2.治療期間が長すぎる
3.治療後に元に戻った
4.虫歯や歯周病になった
5.顎関節症になった

歯列矯正の年齢は制限ある?

歯列矯正 何歳がベスト?

一方、歯科医師に対して、何歳ごろから矯正治療をすることがベストか尋ねたところ、「7歳~12歳」49.3%、「7歳未満」23.2%と続き、72.5%が12歳までに矯正治療を始めるべきと考えていることが明らかになった。 それ以降は「13歳~15歳」19.6%、「20歳以上」4.1%、「16歳~19歳」3.8%となっている

歯列矯正にどれくらい時間がかかる?

部分矯正 (マウスピース・舌側)マウスピース 全体矯正
対象の歯並び 前歯の凸凹、軽度の出っ歯、すきっ歯、八重歯など対象の歯並び 歯のガタガタ、出っ歯、八重歯など
矯正期間 数ヶ月〜 1 年程度 ※ 症状によって異なります。矯正期間 1 年〜 2 年半程度 ※ 症状によって異なります。

歯列矯正の相場費用はどれくらい?

矯正治療の相場は10~150万。 保険適用外のため高額になりがち 矯正治療全体の費用相場は、10万〜150万前後と、大きく幅があります。

歯列矯正治療を受ける中でかかる費用を段階別で説明します。※歯科医院によって大きく異なる場合もあります。

(1)初診・カウンセリング

無料~5,000円程

矯正治療を受ける際にはじめて受診した時にかかる費用です。歯列矯正についての相談を歯科医師と話します。どんな矯正治療の方法があるのか?抜歯の必要があるのか?など、悩んでいることや疑問に思ったことを歯科医師に相談します。歯科医院によってはどのように歯が動いて歯並びが整うのかをコンピュータによりシミュレーションを行っている所もあります。初診で治療をすることを決めたら矯正治療のスタートです。

(2)精密検査・診断

30,000~50,000円程度

顔の写真やレントゲンを撮ったり、歯の型取りなどをしてお口の中の状態を詳しく調べていきます。あわせて口腔内の状態も確認していきます。様々なデータをもとに自分に合った矯正治療の計画が作成されます。検査結果による治療方針が決まれば、大体の見積りが決まり、患者さんが納得すれば、矯正治療が開始されます。しかし、この検査のときに、虫歯や歯周病などが見つかったら、治療を優先します。

(3)虫歯や歯周病の治療や抜歯など

費用は個人の治療により変わります

検査で治療が必要であると診断された場合は、虫歯の治療を進めます。虫歯の治療では公的医療保険が適用されます。すべての治療を終わらせてから矯正治療に移ります。そのため、人によって、歯列矯正をはじめられるまでの時間がかかってしまいますので注意しましょう。また、抜歯をする場合もこのときに抜いてしまいます。歯周病で抜く必要のある歯は保険が適用されますが、矯正治療のための抜歯は自費扱いとなります。

(4)矯正装置の装着

600,000~1,000,000円程

口腔内環境が整ったら、いよいよ矯正装置を取り付けて歯列矯正のスタートです。矯正装置を付けたら、はじめに歯磨きの仕方やお手入れ方法などを学びます。矯正装置の費用は、歯科医院独自のローンやデンタルローンを利用して、支払うことが出来る場合があります。

(5)毎回の調整料金

3,000~6,000円程

矯正装置を装着した後は、月に1回ほど、歯科医院で装置の調整を行います。歯科医院によっては調整料金が装置代金の中に含まれる場合もありますが、毎月1回ほど、調整の際に調整料金が発生することが多いです。ワイヤーや、マウスピースを交換し、調整することで少しずつ歯を動かしていきます。

(6)契約する金額以外に支払うオプション

見積書などで提示された「歯列矯正治療にかかる基本の費用」以外に、別途費用が発生することがありますので注意しましょう。その一例をご紹介します。

・歯のクリーニング
・矯正のための抜歯
・矯正装置が破損したときの修理
・矯正治療中に虫歯や歯周病になったときの治療
・矯正治療に関連したケアグッズの購入

これらの支払いが必要となることもありますので、治療前に「矯正治療にかかる費用総額」を明確に提示してもらいましょう。

安くするためにはどうするの?

歯列矯正の費用の支払い方は歯科医院によって様々で、下記は主な支払い方です。

・治療開始時の費用総額一括払い
・歯科医院独自の分割払い
・デンタルローンの利用

「基本矯正歯科治療費」とは別に、通院時に装置を装着・調整やチェックにかかる費用「調整料」を支払うタイプの場合は、治療期間によって費用が大きく変わりますので、治療前におおよその通院回数や調整料の目安を確認しておきましょう。事前にきちんと確認しておくことは、思っていたよりも費用や治療期間がかかることなどへの不安や不満を防ぐことにつながります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました